この時期のスタッドレスタイヤ交換の危険性
こんにちはフラット7飯田中央店滝自動車です。ようやくスタッドレスタイヤの交換が本格的に始まりました。毎年の事ですが「今年は〇〇のせいで雪が大量に降る」という噂が流れてきますが昔のようなドカ雪が降ることはありません。でも急に雪が降る事で一気にタイヤ交換になることだけは避けたいです。特に飯田市は長野県の中でも南にあるせいか北信に比べてそれほど雪が多く降りません。そのため雪に対して降ってからスタッドレスタイヤに交換しようという方が結構多くいます。ただそうなるとどこもかしこもタイヤ交換だらけで全く動けなくなります。そうならないためにもなるべく早めの交換をお勧めします。ただそんなスタッドレスタイヤ交換もこの時期は気を付けて行わないと危険があります。
家族でスタッドレスタイヤを一緒に保管すると…意外と“危ない落とし穴”があるんです!
最近、お客様からよく相談を受けるのが
「家族みんなのタイヤをまとめて置いていたら、どれが誰のかわからなくなっちゃって…」
という、ちょっとした“冬のあるある”なんです。
でもこれ、実はただの“あるある”で済まないことも。
タイヤって見た目が似ているだけに混ざりやすいのですが、間違えて装着すると思わぬ危険につながることもあるんです。
今日はそんな「家族でタイヤをまとめて保管する時の危険性」について、少し崩したブログ口調でお話ししていきますね。
◆ その1:サイズが違うだけで大トラブルに!
家族で車種がバラバラだと、当然タイヤサイズも違いますよね。
でも見た目は似ているから、うっかり「なんかこれっぽいし、まあいいか!」と装着してしまう人も実はいるんです…。
これが危険でして、
- タイヤがきちんと接地せず制動距離が伸びる
- 車重に合わず耐荷重オーバーでバーストの可能性
- ABSや横滑り防止装置がちゃんと働かなくなる
- そもそもホイールにはまらない(無理やりつけると危険)
など、安全運転の根本が揺らぐリスクがあるんですよ。
特に雪道は“ちょっとの違いが命取り”。
サイズが違うタイヤは、本当に避けてくださいね。
◆ その2:同じように見えて「年式」や「摩耗度」が全然違う
タイヤは年数が経つとゴムが固くなって性能が落ちます。
つまり“見た目”では判断しづらいんです。
例えば…
- お父さん:5年前に買ったスタッドレス
- 娘さん:去年買ったまだまだ元気なスタッドレス
これが一緒に置いてあると、どっちがどっちかわからなくなるわけです。
古いタイヤを新品だと思って使ってしまうと、
- 雪道で全然止まらない
- アイスバーンで簡単に滑る
- スタックしやすくなる
など、スタッドレスとしての役目を果たさないケースも…。
タイヤは「命を預ける部品」なので、状態があやふやなまま履くのは本当に危険です。
◆ その3:回転方向や装着位置もぐちゃぐちゃに
最近のスタッドレスは回転方向指定があるモデルが多いです。
右と左を間違えると、排水性能が落ちて本来のグリップ力が出ません。
さらに、
- 前後のローテーション記録
- 装着位置(RF・RR・LF・LR)
これらもタイヤごとに管理しておく必要があります。
混ぜて保管しちゃうと、たちまち“何が何だか状態”に…。
◆ じゃあどうすればいいの?簡単な予防策
家族で保管するのが悪いわけではありません。
ただ、ちょっとした工夫が必要なのです。
★ おすすめの対策
- タグをつけて「誰のタイヤ」「サイズ」「装着位置」を明記
- 袋には大きく名前を書く
- 家庭内でも保管スペースを区切る
- 迷うくらいなら、整備工場の“タイヤ保管サービス”を利用する
当社でもサイズチェックや状態点検はすぐにできますので、お気軽にご相談くださいね。
◆ まとめ:タイヤの混乱は小さなトラブル、大きな危険
家族で仲良く一緒に保管していたはずが、思わぬ危険を招くこともあります。
冬道は想像以上に過酷ですので、タイヤ管理はしっかりしておきましょう。
「うちのタイヤ、これ誰のだっけ?」と思ったら、
早めに整備工場に持ち込んで確認するのが一番安心です。

