冬の道での注意
先日とあるお客様から電話が来ました
「昨日車で走っているときブレーキを踏むと『グッグッ!』となった
気になるから見て欲しい」
ブレーキパットがなくなったのかな?などと思い車に乗って走ってみても異常はない
ブレーキを踏んでもお客様の言った『グッグッ!』という音もしない・・・
ジャッキアップしてブレーキパットを見ても減ってはいない、つまりブレーキ関係は
異常が無いということになる
ここでもう一度走ってみたとき、その原因が分かりました
それが「ABSの作動!」
ABSが作動するとブレーキペダルに押し返してくるような力が加わりその際
音と振動が伝わってきます
これをお客様が気になったものなのではと思い聞いてみるとやはりそうでした
ABSはブレーキを踏んでもハンドル操作ができるようにする装置です
これが作動するの時は車が滑ってしまっている時なので路面が凍っている冬や
雨の日のマンホールの上などです
そこでお客様から詳しく聞いてみると滑った付近にはマンホールがありさらに
日陰になっている部分が多かったのが分かりました
実際お客様を横に乗せてマンホールの辺りでブレキーを踏んでみると
お客様の言っていた『グッグッ!』という現象がやはり発生しました
「今の、今の!!」
お客様も興奮気味に報告
メーター内のABSランプも発光しているのも確認できました
自分の予想が見事当たったため一安心
この現象を詳しく説明するとお客様も安心したようでした
考えてみると今までこのような事を
やはり冬国独特の現象でなおかつABSの特性を知っていた自分にとっては
貴重な経験でした